高プロラクチン血症について
高プロラクチン血症とは・・・
プロラクチンは脳下垂体から放出される刺激ホルモンで、
乳腺を刺激して乳汁を分泌させるように働きをする。
このホルモンの分泌が異常に亢進して乳汁分泌、無排卵月経などを起こす病気。
プロラクチンの血中濃度の正常値はおよそ15ng/ml以下。
異常高値を示すと高プロラクチン血症と診断される。
原因・・・
流産後や人工妊娠中絶後、脳下垂体に腫瘍がある場合、胃潰瘍の治療による場合、
精神科で治療を受けている場合(ドグマチールという薬の場合が多い)などがあるけど、
原因不明な場合も多くのケースで見られている。
症状・・・
プロラクチンが多量に分泌されると卵巣での排卵が抑えられてしまい、
その結果生理が止まってしまう場合がある。
更に増量すると、生理が止まるだけでなくお乳が出てくる。
治療方法・・・
パーロデル、パロラクチン、テルロンなどの投薬を行う。
不妊症の方に対しては、
プロラクチンの値が正常であっても投薬する事により妊娠率が高くなる事も知られている。
妊娠した場合、下垂体腫瘍の方を除けば薬はやめれる。
投薬の期間は個人差がある。
通常一日二回の内服で一週間以上投薬すれば正常値になることが多いが、
中止すると再上昇することもある。
その為、服用を中止したあとでも測定することを勧める。
私は一時期、プロラクチンの血中濃度の値が3桁という異常すぎる状態でした。
医師から脳下垂体に腫瘍があるのではないかと脳神経外科を勧められ、CT検査。
検査結果は、腫瘍の疑いあり。
またこの微妙な結果は何なんでしょう。
その後、半年に一度のCT検査を3回行いました。
3回目の結果でレントゲンで見えていた影が消え、腫瘍の疑いは晴れました。
現在は、1日1錠パーロデルを毎日服用していたのを一時的にやめ、様子見期間です。
次の産婦人科でプロラクチンの血中濃度の値が正常か異常かが分かります。(血液検査の結果)
正常でありますように・・・
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